ものづくりの原点に訪れる / インテリアNASU

創業から伝わる阿吽の呼吸。
昭和54年に故那須孝市氏が設立したインテリアナスは、創業以来変わらぬ手仕事を続ける木工家具工場です。現在は、アイディアマンと呼ばれる水谷松治氏を筆頭に、総勢15名で日々家具を作り続けています。インテリアナスの特徴は何と言っても制作を担当制で行っていることでしょう。
独自の作業方法が、切磋琢磨する環境を生み出す。
一般的な家具工場の作業工程は、作業の種類によって分業をすることが多いです。例えば木取り、穴あけ、仕上げ、組み立て、塗装、梱包といった一連の部署を様々な製品の部品が流れていきます。対してインテリアNASUでは木取り、塗装、梱包の部分には専属担当者がいますが、その間の加工、穴あけ・仕上げ・組み立ての部分を、製品ごとに担当する仕組みを採用しています。その結果、各々が製品を最後まで責任を持って加工をする。そうやって責任を持って仕上げられた製品の質は上がり、同時に職人の質の向上にもつながっています。
図面を見れば、それぞれの動きが見えてくる。
木という素材に同じものは二つとありません。担当制度が発達したインテリアNASUでは、木取り工程の中でもさらに、無垢材と合板の木取り担当者が分かれています。それでいて、フラッシュ加工の際に使われる無垢の面材と表面の化粧合板が、異なる二人によって準備されているというのにもかかわらず、でき上がった製品の木の質感は示し合わせたかのように均一な仕上がりになっています。それは、それぞれの木取担当者たちがもう一人の担当者のこと、製品のこと、更に加工する職人たちの流れを徹底的に予測した結果です。合板木取り担当者は言います。「図面を見て完成図が見えていなくてはいけない。」おそらく完成図と共に頭の中では、誰がどのように加工して仕上げるのかまでを含めて、見えているのでしょう。
一人が全体の動きを読み、全体が一人を支える。
作業の流れは、一人一人の職人が自分の作業を完全に把握するところから始まり、更にほかの職人たちの動きまで考慮しながら作業を行っています。加工が担当制度で動いているため、作業によって使う機械は様々です。しかし工場内の機械は大抵それぞれひとつずつしかありません。そのため自分の加工を次の作業へと進めるとき、周りの動きとぶつからないか計算しながら機械や作業場を使います。時には周りの進捗具合を優先して場所を譲り、自分は別の加工に回り、また時には周りの手助けに入ります。そういった譲り合いの動きは、打合せをして決められたものではなく、日々の作業の中で常に周りを見てコミュニケーションをとり、加工の1歩2歩先ではなく、3歩も4歩も先を読みながら全体のバランスを取っているからこそ可能な動きなのです。一人ひとりが考え管理する力が、高い加工技術同様に求められています。
責任とやりがいが次世代を育てる。
そんな熟練した動きを見せる職人たちですが、その中の半分は20代から30代の若者たちでした。今回取材の案内をしてくれたのは椅子の加工を担当する20代の職人。彼が入社したのは、インテリアNASUがデザイナー村澤一晃氏とタッグを組み、椅子の開発を始めて1年が経った頃。その当時は新製品の製造ラインも、在庫も確立されておらず、たった1人で1から製造の流れを構築していったといいます。同時にデザイナーとの開発チームにも加わり、加工手順も自分で考えました。その作業はやりがいがある反面、責任も重大なことでしょう。しかしそんな彼の語る言葉は、インテリアNASUで働き、高い技術力とチームワークに誇りを持っていると感じられるとても前向きなものでした。
株式会社 インテリアナス

インテリアNASUでは、デザイナーと一つ一つ作り上げた、座り心地とデザイン性に富んだ椅子を豊富に取り揃えています。また担当制で作られる製品はそれぞれ一人の職人によって最後まで丁寧に仕上げられています。

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