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ものづくりの原点に訪れる / 大雪木工

合理的に計算された、大型木工家具工場。
大雪木工は旭川の隣り町の東川町に、2ヘクタール(100×200m)もの広い敷地の中に大小およそ10棟の建物を持つ、旭川家具メーカーの中でも屈指の大きさを持つ家具工場です。見渡す限り屋根の高い建物が続き、中に入ると建物の外観がそのままの、大きな一続きの空間になっています。その規模は体育館の天井の高さと広さが2、3個分つながっているのを想像してもらえれば、どれだけの規模かわかって頂けると思います。そんな巨大な作業場がいくつもありました。
材料も、機械も、加工工程も、全てにおいて巨大規模。
これほどの大きな工場という事は、家具に使用される材料も大量に必要。高い天井に迫る程積み上げられた木材は、まさに圧巻。巨大な迷路に迷い込んだか、自分が小人になってしまったかと思うほどに様々な樹種や大きさの材料が大切に保管されています。
大量の材料を部品に切り分けていくための機械は、ギャングリップソーと呼ばれる複数の丸鋸の刃が取り付けられた機械。フラッシュ構造という、枠組みの上に化粧合板を貼り合わせた部品を使う家具を作っているので、枠組みに使用する芯材は大量に必要となります。切る手間を省いたこの機械は、作業の効率化を支える合理的な機能を備えていました。大雪木工は自社で独自に化粧合板の表面を貼るこだわりのメーカーです。突き板(つきいた)と呼ばれる厚さ0.2mm~1.0mmほどに薄く削られた紙のように加工された木材を、製作する家具のデザインに合わせてベニヤ板に貼り合わせていく作業です。商品の一番多く人目に晒される部分に使われる材料となるため、特に念入りに仕上げられます。その貼り合わせ具合を検品し仕上げていたのは、一見すると優しげな女性。しかし彼女の眼差しは一つの粗も見落とさない、まさに職人が持つとても真剣なものでした。機械では実現できない細かな修正が、長年の経験と技術によって支えられています。
オートメーション化された効率の良さ。
そうして貼り合わせられた化粧合板は、製品の設計された色にあらかじめ着色されます。その工程は計算され尽くしたライン作業です。全長50mほどの長さに設置された数々の機械の間をベルトコンベアで運ばれ、着色、乾燥、そして最後には積み上げられて完成します。大型の機械が何台も並べられたその工程ですが、機械操作にはたった一人いればいいそうです。積み上げられた化粧合板を揃えるのも、専用の機械がやってしまうといいます。化粧合板を貼る作業のように一つ一つ「人の手」で作られている部分もありますが、ここでは「機械」を使った巨大工場ならではの光景を見せてもらいました。
日とも設備も若々しく、そして最大限に成長させていく。
もう一つこちらの工場ならではだったのは、部品をはめ込むためだけの機械が設置されていたこと。箱型に組み上げるためのダボや、可動棚の棚受を差し込むための金具は、一つの製品だけでも20~30個になることがあります。それを大量に取り付けていくのは人の手よりも機械の方が早く正確に行われます。これらの設備は割と最近の導入だそうです。
新しい技術を取り入れ、進化し続けている大雪木工は、働く社員たちも進化していっています。大雪木工は1983年の創業。その当時からのベテラン職人も見られますが、社員の割合は若い世代が多く見えます。彼らは活き活きと動き回り、ベテランたちに遜色ない眼差しで作業に取り組んでいました。大雪木工の掲げる「人を育てて家具づくり」という理念を守っている結果が着実に実っているのを感じられた光景です。
株式会社 大雪木工

広大な北の大地の、広大な敷地に建てられた大型木工家具工場。工場の中には最新の機械が並び製品が流れていきます。製品の顔となる突き板張りは丁寧に人の手で仕上げ、大量のダボ入れなどは専用の機械によってこなしていく。手仕事と機械作業のバランスが極限まで組み上げられた大雪木工ならではの工場の様子を垣間見ることができました。

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