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第19回修了研究作品展

Work Exhibition

第19回修了研究作品展

職人の卵を育てる高等技術専門学院。

いつも当店で扱わせて頂いている旭川家具・クラフト。
納品させて頂いたお客様からも沢山のお喜びの声やお褒めの言葉を頂いております。各メーカーさんより扱わせて頂いている商品は、職人の確かな技術で作られた物ばかりで私達も自信を持って紹介させて頂いております。
そんな旭川家具を支える職人ですが、その卵を育てている学院が旭川にはあります。「北海道立旭川高等技術専門学院」は職業能力開発促進法に基づく公共職業能力開発施設です。「職業訓練所」と呼んだ方が解り易い方もいるかもしれません。
今回のコラムクでは毎年2月にデザインギャラリーで開催される学院生の修了研究作品展にお邪魔してきました。

第19回修了研究作品展
第19回修了研究作品展

基礎を身に付ける。

家具職人を育成している「造形デザイン科」は2年の訓練期間があり、木工の基礎から訓練が始まります。座学では木工道具の歴史や木の特徴、樹種による材料としての違いなどの基礎知識や、図面を引く訓練を行っています。
実技面では「のみ」や「かんな」等の手加工道具の仕込みから始まり、仕込んだ道具を使って手加工の基礎に入っていきます。今の現場ではあまり見られなくなったのこ引きやかんな掛け等の基礎加工を訓練することで、加工を行う姿勢を身をもって覚え、その基礎を訓練した後に初めて機械加工の訓練に入っていきます。メーカーに入った時には即戦力になる様、2年間でしっかりした基礎が身に着く様な訓練が行われています。

第19回修了研究作品展

技術を学ぶ。

学院での訓練カリキュラムには課外授業や外部講師を招いての訓練も行っています。作品展で展示されている「組子」も外部講師を招いての訓練の一つです。
組子とは釘を使わずに木をくみ上げる手法で、障子や欄間に使われる建具の技術です。その手法は小さな部材を「かんな」や「のこぎり」、「のみ」などで調整しながら一本ずつ組んでいきます。0.1ミリ寸法が違うだけで綺麗に組みあがらない程とても繊細な技術ですが、その技術に触れることで学院生のものづくりへの考え方も変わって来るそうです。また、そんな組子技術を訓練に取り入れているのは旭川学院だけです。

第19回修了研究作品展

技術を競う。

ものづくりの世界では毎年「技能五輪」と呼ばれる23歳以下の青年技能者が日本一を競う大会が開催されています。旭川学院も北海道代表として毎年数名の学院生が参加し、優秀な成績を収めています。
また2年に1度、全国大会で金賞を受賞した選手は日本代表として世界大会へ出場することができます。その世界大会の家具部門では5大会連続で旭川から代表選手が参加し、その内4名が旭川学院の修了生だと言います。近年では女性の技術者の活躍が見られ、2015年度の北海道代表の学院生は2名とも女性で両名とも敢闘賞に輝いています。2013年のドイツ大会でも日本代表として参加したのは学院修了生の女性職人でした。そんな活躍は北海道でも「ものづくりなでしこ」と呼ばれ、応援・紹介されています。

第19回修了研究作品展

力を試す。

今回お邪魔した修了研究作品展では2年の訓練の集大成を披露する展示会になっています。それぞれの学院生が自分なりの研究テーマを持ち、製品の構想を練り、図面を引き、加工・製作を行い、その成果をプレゼンします。その作品は2年の訓練で身に付けた技術を存分に活かした、製作者の思いや考えが詰まったとても素敵な作品ばかりでした。展示会の来場者へ自分が製作した作品の説明をする学院生たちの目はとてもいきいきとしていました。

第19回修了研究作品展

指導したいもの。

「工員は育てない。職人を育てる。」 旭川学院造形デザイン科 科長の吹谷眞一氏はそう学院生に伝えます。吹谷氏は1年生の担当で、1年をかけてしっかりと木材への知識を指導しています。
木材は同じ樹種でも状態により加工方法も変わっていきます。知識をしっかりと身に付けていれば自身で判断し、加工を進められる。「加工だけではなく、状況に合わせて自分で判断できる"職人"になって欲しい。」そんな思いが伝える言葉に込められています。
全ての作業は理屈の上に成り立ってる。訓練では全てを指導するのではなく、時に訓練を止めて学院生自身に考えさせることもします。理屈が理解できていれば自ら答えは出せるはず。そんな指導をする吹谷氏の口癖は「理屈が全て」でした。

第19回修了研究作品展
  • 下川町クラフト蒼

    ライフスタイルの全てをクラフトづくりに捧げるため、下川町に移住したクラフト蒼の臼田氏をご紹介します。

  • 旭川クラフト展2017

    クラフト作品に取り組むメーカーや職人、デザイナーを志す学生たちの作品が一堂に集まる旭川クラフト展。

  • IFDA2017

    今回で記念すべき第10回目を迎える国際家具デザインフェアIFDA2017を取材してきました。

  • 第19回修了研究作品展

    毎年2月に開催される北海道立旭川高等技術専門学院の修了研究作品展にお邪魔してきました。

  • IFFT2015

    昨年に引き続き、日本最大級の家具・インテリア国際見本市 IFFT2015を取材させていただきました。

  • 楽天クリムゾンハウス

    楽天株式会社の新社屋「楽天クリムゾンハウス」会議室に、当店から家具を納品させていただきました。

  • 台灣北廊有限公司

    MUKU工房は台湾に現地法人を立ち上げ、販売事業をスタートしました。台湾の家具事情とMUKU工房 台湾をご紹介。

  • ADW2015

    旭川家具センターの産地展が一新し、「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」として生まれ変わりました。

  • モクモクフェスタ2015

    旭川木工センターが主催するモクモクフェスタは、モノづくりメーカーによる木工のお祭りです。

  • 匠工芸ショールーム

    マッシュルームスツール・アニマルスツールで大人気の匠工芸ショールームをご紹介します。

  • 技能五輪国際大会2015

    第43回技能五輪国際大会で女性初の快挙を成し遂げたカンディハウス中山千明さんからお話を聞いてきました。

  • cosineの森

    cosineが所有する4万7千平米の森の中には小川が流れ、20種類ほどの樹木が立ち並んでいます。

  • NOCRA東京店

    ビジネスアイテムや生活用品で大人気のササキ工芸直営店NOCRA(ノクラ)の様子をご紹介します。

  • cosine青山店

    インテリア通りと呼ばれるおしゃれな一角に青山店はあります。店の中はcosineの世界観が広がっています。

  • IFFT2014(2)

    IFFT第2部ではIFFT特設コーナー「the Hotel」と旭川家具ブースの各出展メーカーをご紹介します。

  • IFFT2014(1)

    IFFT第1部では「IFDA」のブースと「ここの木の家具 旭川プロジェクト」のブースをご紹介します。

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