ようこそ ゲスト 様

cosineの森

Forest of cosine

cosineの森

家具づくりの素となる樹木について学べる場所。

2015年2月、コラムクVol.03でご紹介したcosineが所有する「cosineの森」へお邪魔させていただきました。cosineの森は、cosine本店から車で20分、旭川駅から車で40分の旭川に隣接する上川郡鷹栖町の山の中にあります。4万7千平米(200m×200m程の広さ)の森の中には小川が流れ、20種類ほどの樹木が立ち並んでいます。所有してから3年ほどが経った現在では、まだまだ手付かずのままの自然が広がっています。夏が来れば笹が生い茂り、冬になれば一面銀世界の道なき道を行く。オーナーであるcosine星社長は、「この森をゆくゆくは道を整備し、大人も子供も大自然と触れ合いながら家具づくりの素となる樹木について学べる場所にしたい」と話してくれました。
今回のコラムクVol.05では、そんな真冬のcosineの森での体験をご紹介いたします。

cosineの森
cosineの森

どんな特徴がある木なのかを知る。

普段はNPO法人のもりねっと北海道さんが森の管理をしています。もりねっとさん主催の、cosineの森で行う「かんじきウォーク」というアクティビティに参加し、もりねっとさんのガイドのもと集まったcosineの職人さんたちと共に、初めてのかんじき(またはスノーシューとも呼ばれる雪山の強い味方)をつけて森へ入りました。
今回の目的は、これから作ろうとしている森の中の道沿いに生えている木立に樹名札をつけていくこと。木のことを知らない人でも樹名札を見ることで名前を知り、そしてどんな特徴がある木なのか知ってもらうためです。今回は下見で確認していた17樹種に2本ずつ、計34本の木に樹名札をつけました。

cosineの森

板を見て木立を見ず。

普段から木製家具に携わっている人ばかりが集まっていましたが、いざ森に入ると樹木の種類を見分けるのはとても難しい作業でした。普段は樹木の内部、板の木目や木肌の色で樹種を判断できますが、森の中の木立は皆同じような樹皮に覆われ、唯一の判断材料となる葉っぱも冬のため落ちてしまって形がわかりません。そこでガイドのもりねっとさんに一つ一つ樹皮の特徴や新芽の見分け方を教えてもらいながら、樹名札を取り付けました。
木材のことはよく知っているつもりでしたが、いざ「木」そのものとなると、全くお手上げです。今回のアクティビティは気づかされることが多く、とても良い勉強になりました。

cosineの森

森を育てる間伐作業。

さて、働いたあとはお待ちかねの小休止の時間です。森の中に残されていた間伐材や枯れ木を集めて焚き火で冷えた体を温めます。この間伐材というものも、森を作っていくためには必ず必要だそうです。コサインの森の大部分は種が自然に芽吹き成長した木で形成されています。そのため大きな木になれるはずの樹種が密集して生えてしまい、成長を阻害してしまうことがあるそうです。そんな時、ほんの少しだけ人の手を入れて、森がより濃く豊かになるためのお手伝いをします。そうして切り倒した木を有効利用し焚き火で美味しいココアをいただきました。
ちなみに今回は焚き火をしましたが、林業で盛んな地域でも、間伐材はバイオマスエネルギーのもととして注目される素材だそうです。

cosineの森

木を知り、森を知り、手にした家具をより愛する。

コサインの森はもともと芋畑だったそうです。畑として使われなくなった場所に初めてカラマツを植樹したのが今から5,60年程前。それからは周りの山から飛んできたり小動物に運ばれた種から樹種が増えていったそうです。はじめこそ人の手で植えられた木ですが、5,60年という森としては短い年月で、山は自ら成長し豊かに生い茂っています。
針葉樹のカラマツが5,60年成長したということは、木材として十分に使える大きさになっています。家具には使いづらい材料ですが、自分の森から収穫した材料で製品を作るのも素敵ですよね。と、思いましたが、コサインの森は木を材料にするためではなく、自然と触れ合うことが少なくなった現代の人たちに自然の良さを知ってもらうための場所として活動を続けています。そうして、木を知り、森を知り、どのような過程を経て家具が作られたかを知ることによって、手にした家具をより愛することができそうです。

cosineの森
  • 下川町クラフト蒼

    ライフスタイルの全てをクラフトづくりに捧げるため、下川町に移住したクラフト蒼の臼田氏をご紹介します。

  • 旭川クラフト展2017

    クラフト作品に取り組むメーカーや職人、デザイナーを志す学生たちの作品が一堂に集まる旭川クラフト展。

  • IFDA2017

    今回で記念すべき第10回目を迎える国際家具デザインフェアIFDA2017を取材してきました。

  • 第19回修了研究作品展

    毎年2月に開催される北海道立旭川高等技術専門学院の修了研究作品展にお邪魔してきました。

  • IFFT2015

    昨年に引き続き、日本最大級の家具・インテリア国際見本市 IFFT2015を取材させていただきました。

  • 楽天クリムゾンハウス

    楽天株式会社の新社屋「楽天クリムゾンハウス」会議室に、当店から家具を納品させていただきました。

  • 台灣北廊有限公司

    MUKU工房は台湾に現地法人を立ち上げ、販売事業をスタートしました。台湾の家具事情とMUKU工房 台湾をご紹介。

  • ADW2015

    旭川家具センターの産地展が一新し、「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」として生まれ変わりました。

  • モクモクフェスタ2015

    旭川木工センターが主催するモクモクフェスタは、モノづくりメーカーによる木工のお祭りです。

  • 匠工芸ショールーム

    マッシュルームスツール・アニマルスツールで大人気の匠工芸ショールームをご紹介します。

  • 技能五輪国際大会2015

    第43回技能五輪国際大会で女性初の快挙を成し遂げたカンディハウス中山千明さんからお話を聞いてきました。

  • cosineの森

    cosineが所有する4万7千平米の森の中には小川が流れ、20種類ほどの樹木が立ち並んでいます。

  • NOCRA東京店

    ビジネスアイテムや生活用品で大人気のササキ工芸直営店NOCRA(ノクラ)の様子をご紹介します。

  • cosine青山店

    インテリア通りと呼ばれるおしゃれな一角に青山店はあります。店の中はcosineの世界観が広がっています。

  • IFFT2014(2)

    IFFT第2部ではIFFT特設コーナー「the Hotel」と旭川家具ブースの各出展メーカーをご紹介します。

  • IFFT2014(1)

    IFFT第1部では「IFDA」のブースと「ここの木の家具 旭川プロジェクト」のブースをご紹介します。

お電話でのお問い合わせも受け付けております。 定休日:日曜日・祝日 9:00~17:00 0800-800-8334