家具のまち旭川では、若手職人の技能向上に力を入れています。その一環のひとつに、技能五輪への参加・出場があります。 技能五輪とは、中央職業能力開発協会が主催する、技能レベルを競う技術者たちの競技会です。23歳以下の若手職人・技術者が対象となり、地方予選と全国大会があり、機械組み立てや自動車板金から始まりウェブデザインや日本料理まで、45の様々な職種の技術力を競います。
全国大会で上位入賞を果たした選手は、次にWSI:WorldSkills International主催の2年に1度開かれる国際大会へ出場することが出来ます。今年、2015年8月11日から16日にブラジル・サンパウロで開かれた国際大会では、旭川から家具と建具の部門へ2名の若手職人が出場し、建具部門に出場した㈱カンディハウス所属の中山千明さんが、みごとメダルを獲得し凱旋しました。

  • 中山さんは今年20歳になる網走郡津別町出身です。地元の高校を卒業後、北見市の高等技術専門学院造形デザイン科にて木工製作を学びました。
    学院生時代の平成26年12月に、第52回技能五輪全国大会の建具部門で銀賞を獲得し、国際大会への出場切符を手にしました。
    もともとは宮大工になりたかったという中山さん。しかし夢を描き始めた高校生の時点で、宮大工を志すには少々遅すぎたといわれ、代わりに木工家具職人の道を選びました。 技能五輪大会で建具部門に出場した理由も、少しでも宮大工の仕事に近い世界を体験したかったからだと言います。しかしその結果が、世界で通用する技術力を見せつけることとなりました。 

  • 日本で建具というと、障子や扉と、その枠組みを思い浮かべます。技能五輪全国大会までは、その通り建具と聞いて思い浮かべる課題でした。しかしこの概念は日本固有のもの。国際的な建具の概念は、建築物内部の施工すべてを指すそうで、窓枠や階段も含まれるそうです。いざ世界へと足を踏み入れた中山さんを待っていたのは、今まで学んだことのない課題の数々。全国大会から世界大会までの7か月ほどの短い時間の中、働きながら課題の練習に励みました。そしてみごと23選手中16位、600点満点中500点で入賞し、Medalion for Excellence(敢闘賞)のメダルを持ち帰りました。
    ちなみに、この国際大会での建具部門での女性の受賞は世界初、日本人の入賞は36年ぶりの快挙だそうです。
  • 中山 千明 (なかやま ちあき) 生年月日 平成6年9月19日生(20歳)
    学 歴  平成25年 3月 北海道津別高等学校普通科 卒業
         平成25年 4月 北海道立北見高等技術専門学院造形デザイン科 入学
         平成27年 3月 北海道立北見高等技術専門学院造形デザイン科 修了
    職 歴  平成27年 4月 ㈱カンディハウス 入社 東工場 仕上係
    資 格  平成23年 9月 全日本旧同連盟 弐段
         平成26年 6月 大型特殊自動車運転免許
    受 賞  平成26年 12月 第52回技能五輪全国大会 建具部門 銀賞
         平成27年 8月 第43回技能五輪国際大会 建具部門 敢闘賞
  • vol.13 第19回修了研究作品展


    毎年2月に開催される北海道立旭川高等技術専門学院の修了研究作品展にお邪魔してきました。

  • vol.12 IFFT 2015


    毎年11月に開催される家具・インテリアの国際見本市 IFFT 2015を取材させていただきました。

  • vol.11 楽天クリムゾンハウス


    楽天市場の新社屋「楽天クリムゾンハウス」に、当店より家具を納品させていただきました。

  • vol.10 MUKU工房 台湾


    MUKU工房が台湾へ進出しました。台湾の家具事情とMUKU工房 台湾をご紹介します。

  • vol.09 ADW 2015


    旭川家具センターの産地展が一新し、「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」として生まれ変わりました。

  • vol.08 モクモクフェスタ 2015


    旭川木工センターが主催するモクモクフェスタは、モノづくりメーカーによる木工のお祭りです。

  • vol.07 匠工芸 ショールーム


    マッシュルームスツール・アニマルスツールで大人気の匠工芸ショールームをご紹介します。

  • vol.06 技能五輪国際大会


    第43回技能五輪国際大会 建具部門 敢闘賞 女性初の快挙を成し遂げた中山千明さんです。

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