
Mokumoku Festa 2015
モクモクフェスタ2015
普段見ることのできない工場を一般公開。
協同組合旭川木工センターが主催するモクモクフェスタ。毎年夏の時期に開催されるモノづくりメーカーによるこのお祭りは、2015年で28回目となります。今回のモクモクフェスタでは出店メーカー全10社が参加し、普段見ることのできない、家具メーカーや製材所の工場を一般公開し、飲食コーナーとアウトレットセールコーナーのほか、メインステージではライブ演奏、チャリティーオークション、アームレスリング大会などが行われ、ストリートイベントでは和太鼓演奏、よさこい演舞、テコンドー演武など、地域の有志達による演目の披露、さらには来場者参加型の木工教室や餅つき体験など、各所で親子一緒に楽しめる催しものがたくさん用意されていました。
コラムクVol.8ではそんな2015年のモクモクフェスタの様子を一部抜粋してご紹介します。


親子で楽しむ木工教室。
製造過程で出てくる端材を利用して工作をする木工教室のコーナーでは、会期中を通し満員御礼の大賑わいで、親子そろって夢中になって工作を楽しんでいました。
通りに面したカンディハウス主催の木工教室では、大きな材料で椅子や棚など小ぶりな家具が製作できます。子供たちは始めて使うのこぎりやドリルを前に臆することもなく、頭の中のデザインを形にするのに一心に取り組んでいました。
コサインの工場内で開かれた木工教室では、商品にもなっているこっぱっぱの材料を使い、壁掛け時計のデコレーションやモビールづくりなど、クラフトを中心に思い思いの製作を満喫していた様子です。

昔ながらの遊びを楽しむ。
屋外の通りに面したテントの下、竹とんぼづくりに竹馬遊び、射的やコマ回しなど、昔ながらの遊びを楽しめるコーナーもありました。最近の子供はめっきり外で遊ばなくなったと聞きますが、来場した子供たちはみんな元気いっぱい楽しんでいた様子です。
竹とんぼつくりの指導はもちろん家具職人です。木材加工のベテランが教える竹とんぼは、小さな子供たちが作っても高くまで良く飛ぶ仕上がりになり、子供たちはみんな嬉しそうに飛ばしていました。
コマ回しも、お父さんやおじいちゃんが子供たちにうまく回すコツを熱心に教え、白熱した戦いが繰り広げられていました。

一度はやってみたい、餅つき。
餅つきは日本ならではのイベントですが、実際に臼と杵を使って餅つきをしたことのある人はどれくらいいるでしょう。モクモクフェスタ恒例の餅つきは、年季の入った臼と杵を使った本格的な餅つき。多くの子供たちは初めて見る臼と杵、そして餅つきの杵をふるう様子を食い入るように見ていました。そしていざ自分も挑戦できると知ると、あっという間に順番待ちの長蛇の列ができていました。
出来上がったお餅も来場者に配られ、こちらもあっという間に完売です。目の前でつきあがったお餅はほかほかで、みんな満足げな顔で食べていました。
