人の営みは、灯の元で発展していきます。暗い夜闇を照らす光はまさに希望であり、安らぎや暖かさでもあります。柔らかく、優しい。そんな灯を届けてくれる「工房 灯のたね」が作るデスクライトをご紹介します。
「工房 灯のたね」は旭川クラフト協議会会長も務める井上寛之氏を代表とし、旭川で活躍する工房です。木工経験がなかった代表の井上氏は、独学で木工の中で最も難易度の高い技術と称される木工旋盤技術を習得しました。木を使った照明ではなく、木で造った照明を。そんな思いでひとつひとつの作品を作り上げています。
一つの角材を贅沢に使用することで、ランプシェードには一切の繋ぎ目がありません。匠の高い技術で薄く加工されたシェードの木肌は、灯に透けると仄かな美しい紅色に染まります。ほんのりとお部屋を照らしてくれる灯。そして、木が生み出す美しくもどこか安心する色合いは、きっと見る人に安らぎを与えてくれるはず。

光が透けて見えるほど薄く削り出されたシェードは、ライトをつけると木肌がほんのりと紅色に染まり、柔らかな光がお部屋を優しい雰囲気にしてくれます。使用している材種はトドマツ。はっきりとした年輪と白や黄白色が特徴です。高い匠の技術をもって、丁寧に加工されているからこそ、美しい木目を楽しむことが出来ます。また、ライトをつけた時に光を通して見える木目も魅力的です。